車買取でマイナス査定になってしまう部分はどこ?

車買取でマイナス査定になってしまう部分はどこ?

 

車の査定は基本的に車の種類や年式、走行距離などによって大まかな査定額は決まってきます。

 

そこから細かく車を見ていき、「ボディの状態はどうなのか」「内装は綺麗なのか」等、査定士が細かく調べていきます。

 

車の状態が悪ければ悪いほど減点されやすく、マイナス査定になってしまいます。

 

そこで今回は、車の査定でマイナス(減点)になってしまう部分をご紹介したいと思います。

 

マイナス査定の部分を知ることで、査定に出す前に改善できる部分もあるのでしっかりと確認しておきましょう。

 

プラス査定について知りたい方はこちら ⇒ 車買取でプラス査定になる部分はどこ?

 

マイナス査定になる部分

ボディの塗装やキズのマイナス部分

減点

減点箇所

5

爪などで引っかかりのない薄い傷

100

ボディの外側のみ塗装(乗用車タイプ)

250

元色以外の特殊な色に全塗装した車両

※査定においての単位【1点=約1,000円】

 

爪の引っかかりのない薄い傷であれば最大でも5,000円のマイナス査定で済みます。もしコンパウンドなどを持っているのであれば、磨いておくことで減点を下げることも可能です。

 

塗装ですが、元から塗装してある原色以外での全塗装になると大幅減額になる可能性が高いので注意が必要です。

 

ボディの塗装・板金・交換時のマイナス査定

塗装

板金

交換

修理部分

20~30

30~50

70

ボンネット

20~30

30~50

65

フロンフェンダー

20~30

30~50

80

フロントドア(2ドア)

20~30

30~50

85

フロントドア(4ドア)

20~30

30~50

75

リアドア

20~30

30~50

130

リアフェンダー(2ドア)

20~30

30~50

150

リアフェンダー(4ドア)

20~30

30~50

65

トランクフード

20~30

30~50

95

バックドア(ハッチバック)

20~40

50~80

145

ルーフ(乗用車)

20~40

50~80

-

ピラー

10~15

15~20

80

サイドシル

10~15

15~20

65

リアエンドパネル

※査定においての単位【1点=約1,000円】

 

基本1cm未満のものに関してはマイナス査定にはなりません。1cm以上のものになると査定の減点対象になります。

 

塗装の減点基準 ⇒ 傷・サビ・変色・取れない付着物・テープ等の跡など

 

塗装の減点部分 ⇒ 210×297mm未満のサイズは10〜20点減点、210×297mm以上の大きさであれば15〜40点減点

 

板金の減点基準 ⇒ 腐食・板金の仕上げ具合・取り外し穴など

 

板金の減点部分 ⇒ 210×297mm未満のサイズは15〜50点減点、210×297mm以上の大きさであれば20〜80点減点

 

バンパー類のマイナス査定

 

修理

交換

部分名

15~30

50

フロントバンパー

10~20

50

サイドステップ

15~30

50

リアバンパー

※査定においての単位【1点=約1,000円】

 

修理の減点基準 ⇒ 穴・腐食・傷・サビなど

 

修理の減点部分 ⇒ 1cm未満の穴・腐食が1ヶ所・210×297mm未満の傷やサビは10〜15点減点、1cm以上の穴・腐食が3ヶ所以上・210×297mm以上の傷やサビは30点減点

 

交換の減点基準 ⇒ 穴・腐食など

 

交換の減点部分 ⇒ 1cm未満の穴・腐食が4ヶ所以または1cm以上の穴がある場合は30〜50点減点

 

ミラー類のマイナス査定

修理・交換

部分名

15

ドアミラー(手動)

20

ドアミラー(電動)

25

ドアミラー(電動・格納タイプ)

40

ウィンカー付ドアミラー

20

フェンダーミラー

10

バン・トラック用の円形型ミラー

10

ルームミラー

※査定においての単位【1点=約1,000円】

 

ミラー類の減点基準 ⇒ 鏡部分の曇り・割れ・破損、カバー部分の破損・腐食、リモコン操作不良

 

ガラス類のマイナス査定

減点

 

フロントガラス

20

状態

薄いワイパー傷・飛石による小傷・修理跡のあるもの

75

 

交換

カラーガラス(ブルーガラス・UVカットガラス等)

65

無色透明のガラス

 

 

その他ガラス


10


状態

ガラス文字書き

約86mm×54mm未満の傷

運転席・助手席側ガラスのフィルム貼り

60





交換

リアガラス(カラー 熱線有り)

45

リアガラス(その他 熱線有り)

35

リアガラス(熱線無し)

55

サンルーフ(ガラス)

20

ドアガラス

15

三角ガラス

※査定においての単位【1点=約1,000円】

 

フロントガラス・リアガラスは「色付きor無色透明」「熱線の有無」によって減点が大きく変わります。最近の車は色付きも多いので確認しておきましょう。

内装類のマイナス査定

減点

内装の傷や跡など


10

樹脂製部分の擦り傷

シール・テープ・接着剤などの跡がある

車内用のハンガーパイプがついている

 

異臭など

40

タバコ・ペットなどの臭いがある

60

内張り・天井にタバコのヤニがある

40

ペットの臭いは無いが毛が付着している

80

ペットの臭いがあり、毛も付着している

 

修理

5

内装部分の目立つ汚れ

10

ルームクリーニング



10

86mm×54mm未満のシミ1個

シートや天井にへたり・たるみがある

タバコの焦げ跡や穴が2個以内

かぎ裂き・ほころびが2ヶ所以内

1cm未満のビス穴が2ヶ所以内

 

交換or張替

2

灰皿や小物入れ(1個につき)

3

シフトノブ

10

リアシェルフ

20

ヘッドレスト(1個につき)

20

内装のカバー類

25

サイドボート(1ヵ所につき)

25

コンソールボックス類

35

フロアマット(1台分につき)

2~10

トランクマット・トランクルーム内張り

20~40

セパレートシート・ベントシート

50

本革シート(フロント)

100

本革シート(リア)

15~40

天井の内張り部分

※査定においての単位【1点=約1,000円】

 

内装はタバコやペットなどの臭いがあるものは減点が大きくなってしまいます。

 

ペットを同乗させている方は、査定を受ける前にペットの毛は極力取るようにしましょう。

 

臭いはどうしても落ちにくいので、天気の良い日に窓とドアを全開に開けて天日干しするなど、対策をとるようにしましょう。

エンジン関係のマイナス査定

減点

エンジン部分

20

アイドリングの不調・排気黒煙・汚れ等がひどい状態

60

タイミングベルトの異音・排気白煙・ガスケットのオイル漏れ

実費

エンジン始動不可

 

エンジンルーム

10

ファンベルトの交換

20

オイルパンパッキンの交換

25

ウォーターポンプの交換

30

フューエルタンクの交換

40

オルタネータの交換

40

スタータの交換

70

ラジエータの交換

70

ターボチャージャー(タービン)のオイルにじみ

120

ターボチャージャー(タービン)の交換

180

噴射ポンプのO/H(オーバーホール)

※査定においての単位【1点=約1,000円】

 

エンジンは車の心臓と言われるくらい重要な部分になります。その為、異常があったり交換する部品が出てくると大きな減点に繋がってしまいます。

 

エンジンは構造が複雑な為、事前に自分で直しておくということは極めて難しいです。

 

査定を受ける前にできることは、エンジンルーム内の清掃をしっかりとしておくことです。汚れがひどい状態であれば減点対象となってくるので、しっかりとキレイにしておきましょう。

 

マフラー・ブレーキのマイナス査定

減点

マフラー(交換)

30

サブマフラー・エキゾーストパイプ

40

メインマフラー

60

触媒マフラー(キャタライザー)

 

ブレーキ

10

オイルの漏れがある状態

15

ディスクパッド交換(フロント・リア左右)

15

ディスクローターの交換(1ヵ所につき)

※査定においての単位【1点=約1,000円】

 

マフラーは腐食での穴や排気漏れなどが原因で交換となってしまうことがあります。余程のことが無い限り穴が開いたりはしませんが、気になる方は腐食具合などを確認しておきましょう。

 

ブレーキは、基本しっかりと作動されているか・異音や液漏れなどがないかをチェックします。こちらも事前対策できることはありませんが、汚れなどはしっかりと洗い流しておきましょう。

 

電装関連のマイナス査定

減点

交換部分

2

シガーライター

3

サイドマーカーランプ

5

ワイパーブレード

5

ワイパーアーム

5

バックランプ

5

コーナーリングランプ

5

ホーン

6

フロントターンシグナルランプ

10~20

バッテリー

12

テールランプ

16

リアコンビネーションランプ

20

リモコンキー

30

ヘッドランプ

40

キーレス

90

ディスチャージランプ

※査定においての単位【1点=約1,000円】

 

電装関連は様々な部分がありますが、交換が必須になる条件としてなので、無くしたものを事前に用意しておく必要はありません。

 

掛かった費用全てが査定に反映されるわけではないので、無くしたものはそのままで査定を受けるようにしましょう。

 

 

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