ホイールナットは締め方に注意!
皆さんは自分でホイール(タイヤ)交換する際、ホイールナットはどのくらいの力で締めていますか?
ホイールナットの締め方によっては、ホイールが外れてしまったり、取り付け部分の破損に繋がってしまうケースがあります。
車はエンジンだけでは走ることはできません。ホイールやタイヤが正常に装着されて初めて性能を発揮することができ、安全に運転することができます。
ホイールの交換をしている方でよく見かけるのが、ホイールナットを力いっぱい占めている方やインパクトレンチを最大トルクで締め付けている方でした。
「強く締め付けておけば外れないから安心!」
意外と知らない方が多いと思いますが、ホイールナットの締め過ぎは車に負担をかけています。
締めすぎてしまうと、ホイールとホイールナットの接触している部分が破損してしまったり、ホイールナットを取り付けるハブボルトまで破損してしまい、最悪交換しなければならなくなります。
ホイール交換をする際は、力任せにホイールナットを締めないようにしましょう。
ホイールナットの正しい締め方
「ホイールナットは締めすぎてはいけない」ということが分かったところで、どのくらいの力でホイールナットを締めればいいのかを説明したいと思います。
管理人はホイールを交換する時は「トルクレンチ」という工具を使って締め付け調整をしています。
インパクトレンチでホイールナットを軽く締めてからトルクレンチを使って最終的に締め付け調整をしています。(トルクレンチが無い方は車に付属されているL型レンチで軽く締めましょう。)
トルクレンチには目盛が書いてあり、使用する用途に目盛を合わせて締め付け作業を行います。
自動車の締め付け設定値
軽自動車 ⇒ 90N・m
普通自動車 ⇒ 105N・m
一般的にはこの設定値で大丈夫なのですが、車種によっては決められた設定値もありますので、確認してから締め付け作業を行うようにしましょう。
締め付け作業が終わってから必ず確認してほしいことは、数キロほど走行してからもう一度締まっているかの確認作業を行ってください。
整備工場やカーショップなどでも「一週間後に増し締めをお願いします」と言うくらいですから、必ず確認作業したほうがより安全に走行することができます。
まとめ
如何だったでしょうか?ホイール(タイヤ)交換をお店でやってもらうとなると、毎年小名家が掛かってしまい車の維持費も高くなってしまいます。
トルクレンチを使うことで安全にホイールを装着することができ、毎年掛かってしまう維持費を抑えることができてしまいます。
ホイール交換自体難しい作業ではないので、これを機にホイール交換を安全にするためにもトルクレンチを使用してみてはいかがでしょうか?