ホイールサイズを変えるとどうなる?
車のホイールをインチアップ(大きく)することで見た目がとてもかっこ良くなりますよね。
車をドレスアップする際、一番手が出しやすいのがホイールのインチアップだと思います。
エアロパーツと違い、装着するまでに時間がかからず、すぐにでも取り付けられるのが魅力的ですよね。
「インチアップするとタイヤも大きくなるんじゃないの?」
確かに、ホイールをインチアップすることで、タイヤも大きくなるんじゃないかと思ってしまう方もいると思います。
実はホイールの径に合わせてタイヤの扁平率(厚み)も変わるんです。図で見てみると
こんな感じになります。リム径というのはホイールの大きさです。
ホイールのインチアップをすると、タイヤの扁平率も変わるので外径そのものは変わらないのです。
注意してほしいのは、ホイールに合ったタイヤを買わなければダメです。扁平率はタイヤによって変わります。各メーカーで様々なサイズや扁平率を取り扱っています。基本的に純正と同じ外径であれば問題ないです。もし分からなければ、お店の方と相談することでしっかりと車検に対応できるものを教えてくれますので安心してください。
ホイールには様々なサイズやデザインがありますが、車種によっては車体からはみ出てしまったり、ホイールを装着する穴が4穴・5穴・6穴と違いが出てくるので、交換の際には注意が必要です。
人によって好みが違うのでホイールだけでもかなりの個性が出ます。「オシャレは足元から」と言われるように「車も足元(ホイール)から」変えてあげると、より一層カーライフを楽しめると思います。
しかし、ホイールをインチアップすることで「乗り心地が悪くなりそう」などマイナス面が目立ってしまう方もいるかと思います。そんなことはありません。メリットも沢山あります。
インチアップすることでどのようなメリット・デメリットがあるのか?詳しく説明したいと思います。
メリット
グリップ性能が良くなる
ホイールをインチアップするとタイヤの厚みが薄くなるので、地面に接地する面積が大きくなり抵抗が増えて制動時のグリップ性能が良くなります。
コーナリング性能が良くなる
インチアップしたことでタイヤの厚みが薄くなり、走行時のタイヤの変形が少なくなります。変形が少なくなるということは、ハンドリング反応が良くなりコーナリング時の安定感が増します。
見た目がかっこ良くなる
純正ホイールは小さく見た目もパッとしないです。インチアップすることで車が全体的に引き締まって見え、高級感のある車に見えます。また、自分の好みのデザインを選べるので、同車種との差別化ができ個性を出すことができます。
デメリット
燃費が悪くなる
タイヤの厚みが薄くなるので接地面が多くなり抵抗が増えてしまいます。抵抗が増えるということはタイヤが転がりにくいので燃費は下がってしまいます。
しかし、目に見えて燃費が悪くなるわけでは無いです。管理人もインチアップしていますが、正直そこまで気になるような減り方にならないです。
走行音が大きくなる
タイヤの接地面が多くなるとロードノイズがダイレクトに伝わってくるので、静粛性が低くなり走行音が大きく聞こえてしまいます。
国産のタイヤで扁平率が低くても走行音が聞こえにくい種類もありますので、走行音の対策はできます。
乗り心地が悪い
単純にタイヤが薄くなった分だけクッション性能が落ちてしまいます。タイヤは厚みの分だけ路面の衝撃を吸収してくれ、乗り心地が良くなります。しかし、厚みを増やした分だけ車体とのバランスが悪くなり、見た目がかっこ悪くなります。
また、乗り心地という面でも、国産のタイヤで乗り心地が良いタイヤもあるので、こちらも乗り心地対策はできます。
ホイールインチアップ-まとめ-
どうですか?ホイールをインチアップすることで意外にも車としての性能が上がることが分かりましたよね。性能が上がって見た目がかっこ良くなるというのはメリットしかないです。
デメリットも上げましたが、正直燃費は気にするほど下がりませんし、走行音や乗り心地に関しても国産で軽減性能タイヤを装着すれば問題ないです。
管理人はインチアップ当時、19インチのホイールに輸入タイヤを装着していました。輸入タイヤは安価ということで装着して走っていましたが、輸入タイヤは安い分走行音と乗り心地が良くなかったです。
そこで国産のダンロップ「LE MANS 4(ル・マン フォー)」というタイヤに変えて走行した所、純正と変わらない走行音と乗り心地の良さでした。
ホイールのインチアップを検討している方がいらっしゃるのであれば、国産タイヤをオススメします。